ぼうけんの書

2022.10.14
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夕やけ空からがぼくたちとの時間

公立中学校へ通う中学生の6~8割が
放課後塾に通っているそうです。

(中1=58.7% 中2=68.7% 中3=79.8%)



朝8時過ぎには学校へ行き、

夕方6時ころに部活を終え下校

夜7時には塾へ行く

これが中学生たちの一日です

大人顔負けの忙しさです💦



ぼくたちは

そんな彼らの1日の

夕方からの時間を共にします。

くたびれているときもあります。

落ち込んでいるときもあります。

それでもやって来て

もうひとがんばりしよう

とする彼らに敬意を払いながら

ときには叱り

ときには讃え

日が沈んでからの彼らの時間が

いつか大人になったとき

「この時間があったから

いまの自分がある」

と言ってもらえるような時間になるよう

大切な時間を共に過ごしていければ

と思っています。

2022.07.29
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時間は「つぶす」ものではなく「かける」もの

歳を重ねるごとに惜しくなるものがあります。

それは「時間」。子どものころは「無限」に感じたそれも大人になるにつれて限りがあるものだと気づき始めるからです。

だから、ついつい大人は子どもたちに時間の大切さを説いてしまいます。。。だって、子どもたちが時間を大切にしていないように感じるから。

ですが、よくよくふり返ってみると、自分も子どものころは、そんなに時間を大切にしてはいなかったということはありませんか?たぶん、大人も子どものころは、今の子どもたちと同じように時間を大切にしていないと、大人に言われてきたはずです。だからきっと、子どもたちも大人になれば、今の大人と同じように考えるようになるのではないかと思うのです。

ただ近ごろ、少し気になることもある。

世の中に時間を「つぶす」ためだけのモノが増えたような気がします。

電車に乗ってもスマホで動画を観たり、ゲームをしたり、友だちにメッセージを送ったり。できることがたくさん増えました。だから、何となく時間を消費できてしまう。結果、アタマを使う時間が減っているように思います。

「このあとどうしよう?」「帰ったら、なにをしよう?」なんてかんがえる時間もなく、ただただ隙間の時間を埋めてします。隙間の時間を埋められる代わりに、じっくり時間をかけて行うことが少なくなります。時間をかけなければならないことは、どんどん削られていっています。考えることが減ってしまいます。。。

時間は「つぶす」ものではなくて「かける」のです。

かけた時間の分だけ、成長するのです。

2022.07.25
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自習>授業

脱・三日坊主をめざす。

自習3日目
部活後に来たりする子も増え、ついに秀英館生は全員参加を達成!!
まあ、なかなか続かないんで、ここからが重要なんですけどね💦

自習>授業の意味

受験生に限らず、どの学年にも自習を普段から推しているんですが、その理由は、授業の時間よりもそれ以外の時間の方が長いから です。
つまり、その授業で習ったことを定着させるまでが重要なのですが、授業を受けただけで、何となく完結してしまっているという子がとても多い。
だから、ぼくたちは授業時間を長くせず、(いまは週末だけですが)オンライン自習など家庭での学習機会を設定し、それに付き合っています。

授業で習う(知る)

授業の内容について(考える)

理解できる(わかる)

ホントに理解できたか(たしかめる)

たしかにわかった(できる)


このプロセスからもお分かりのように
授業の時間以外の方が長い んです。
ですから、その時間をいかに機会として与えてあげられるかが重要で、それを習慣化さえできれば、大人になっても「どうやって学べばいいか?」が分かっているので、資格を取得しなくちゃいけないとか、転職のために新しいスキルを身につけなければいけないとかってなっても、学び方が分かっているので、安心してチャレンジができるんです。

2022.07.22
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自習の価値②

夏休み2日目
今年は、終業式が水曜日だったので、夏期講習も初週はきょうでおしまい。
自習もまた来週から仕切り直しです。

きのう「自習は受験勉強の”下ごしらえ”」というお話をしましたが、
自習の価値はそれだけではありません。

この自習を通して
ぼくが身につけてほしいことは2つ。
1つ目は【集中力】
2つ目は【体内時計】です。

この夏休みの自習に限らず、
ふだんの週末のオンライン自習でも1コマを50分に設定しています。

これは、
学校の定期考査や公立高校入試の1コマの試験時間に合わせています。

まずはこの50分をいかに集中力を途切れさせず過ごせるか?
そして、それを1,2年生では、MAX3時間持続。(なぜなら、定期考査は最大3時間だから)
受験生は、最終目標5時間(5教科受験だから)を目指します。

ふだんは、5時間の自習時間なんて、なかなかとれないですからね。

そしてこの50分間は集中力だけでなく、試験時間に合わせた体内時計を育てる意味もあります。

最初は50分もたない集中力もだんだん持つようになり、だいたい50分ってこんな感覚っていう体内時計も育まれるようになります。

2022.07.21
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自習の価値①

夏休みに入りました。
毎年恒例の100時間自習チャレンジも本日よりスタートしています。

世界で最も安く(0円)そして、最も力のつく夏期講習です

「自習」というと、学校のそれをイメージして、何だかあまりポジティブなイメージを持って
もらえないのですが、
昨今文科省爆推しの「主体的な学び」の最たるもので、

また、最強の学習法でもあるとぼくたちは思っています。

学校という場における、個人の成果を量る場はたいていは「テスト」です。
そして、そのテストは自分ひとりで解くものです。

ですから、ひとりの力で解けるようになることが最終目的です。

ふだんの授業を理解・反復する為に必要ないわゆる「復習」の時間を自習することが大切なんですが、実際にはこの時間をいちばんおろそかにしてしまうことが多い。

だから、
「塾で勉強してきたから大丈夫」という言葉が生まれるんです。

ホントは
「塾で勉強してきたことを 家で復習したから大丈夫」
が正解です。

夏休みはこれをさらに
この100時間自習を活用して復習の幅をいつもより広げ、
1,2年生の範囲まで取り組むことができます。

これが受験勉強の「下ごしらえ」です。

2022.01.01
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Happy New Year

新年あけましておめでとうございます。

2022年が始まりました。またもやコロナ禍でのスタートとはなりますが(そしてまた少し不穏な雰囲気を漂わせてきていますが…)、できることはある。そう思えるくらいには、考える日々を過ごしてきました。身に着けてきたこともあります。

1年目(2020)。まだ何もわからず、右往左往の2020年。ぼくたちが心掛けたのは、子どもたちが不安にならぬよう、また、子どもたちが自分で考えられるよう、「待つ」ということに徹しました。慣れぬオンライン、近づけぬソーシャルディスタンス。うまくいかぬことに不安を募らせるであろう子どもたちを見守り、あえて失敗することを見届けたりもしました。ただし、決してうまくいかないからと言って、新しいものを取り入れることを諦めたりはしませんでした。

2年目(2021)。テーマは「変わる」多くの大人たちが「元に戻す」ことを願っていましたが、ぼくたちは子どもたちに変わることを促しました。まだ発展途上ではありますが、”オンライン”も積極的に残す方法を模索しました。長期化する未曽有の危機を乗り越えたとき、元に戻っていることは果たして正解なのか?昨年の始まりとともに、ぼくたちがいちばんはじめに疑問に思ったところです。子どもたちのいく未来は、きっと元の世界ではなく、新しい世界なのだと思ったからです。

そして、3年目の今年(2022)。今年のテーマは「伝える」にしようと思います。「待つ」ことも「変わる」ことも、できるかぎり子どもたちが考え、自分たちで行えるよう、言葉にせず見守ってきました。2年間かけて蒔いた種が、昨年後半くらいから芽を出し、実を結び始めています。自分たちのこの2年を言葉にできる子たちが生まれ始めています。ぼくたちが何をしてきたのか?それを感じられる子が増えてきているように思います。

1998年に創立した秀英館は今年で24年になります。 学びには、子どもたち自身が主体的に関わらなければ成しえないことがあります。そして、そこへ導くのが教育を託されたぼくたちの務めであると思っています。ぼくたちは「つづける」ということを最大テーマにおく学び舎です。時間さえいただければ、かならずそれを結果でお示しできるという教育者としての矜持が、その意図を子どもたちへ伝えるということを邪魔していたかもしれません。「黙ってついてくれば、かならず成長させてやる」では、主体的ではありませんからね。。。

時代とともにぼくたちも「変わる」ことが必要なのだとコロナが気づかせてくれました。2022年は、この2年間の「答え合わせ」とぼくたちの行っていることの「意図」をしっかりと伝えていける1年間にしようと思っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022.1.1 秀英館・ぐらんどすらむ代表  蒲田 晃樹

2021.08.13
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Time is Power.

Time is Money.

(時は金なり)

という諺があります。

日本語に限らず、英語でも存在するってことは、世界共通な考え方なんだろうなぁって、初めて聞いたとき、感心したことを覚えています。

時間は貴重。

そりゃそうです。

経済的にや身体的には、みんな必ず“差”があります。

背の高い人もいれば、低い人もいる。お金持ちもいれば、そうでない人もいる。

ですが、そんな人たちもみんな、時間は平等に1日24時間、1年365日です。

だから、その使い方次第で、変えられることがたくさんあると思っています。

そして、塾という場所でぼくたちが、授けてあげることができる時間の大事にする方法は、学校の定期考査や入試などを通して活かせて、また、その後の人生においても応用が利くことです。

秀英館・ぐらんどすらむわーくすでは、「人間形成」と並び、ここには強いこだわりをもっています。

なぜなら、みんなに与えられた平等な時間にも“寿命”という限りがあり、その限られた人生のなかでは、結局のところ、この学びの時間にいかに“その場かぎり”や“小手先”でないものを手に入れられているかによって、その後の人生が変わるからです。

「人間形成」同様、地味で根気のいるもので、時間もかかることですが、この小中学生期にじっくりと身につけることが大切のモノです。

さて、では、その時間の使い方ですが、具体的には3つのスピードアップです。

❶計算スピードアップ

❷読むスピードアップ

❸覚えるスピードアップ

この3つです。

この3つのスピードアップは、「反復」つまり、くり返すことで必ず身につくモノです。

ですが、それ相応の時間が必要です。

保護者のみなさまには、お子さんの成長を批判せず「待つ」という辛抱の時間も求められます。

しかし、「辛抱の時間」を彼らを待ち、励まして(肯定して)あげることで、彼らはかならず、それを達成します。

ぼくは、才能がなければ達成できない課題を子どもたちに与えるのがキライです。

だれがやっても必ずできる。“再現性”のあるものしか、教育と呼んではいけないと思っています。そうでなければ、それを強いるのは、子どもたちへの虐待です。

ぼくが行っていることはすべて、時間はかかる場合もありますが、必ずみんなが達成できる課題です。

そして、この3つのスピードアップは、学生時代の制限時間のあるテストというモノにおいては、絶大な力を発揮するものです。

計算や問題文を読む速度が速ければ、ほかの問題に取り組む時間が増やせます。見直しの時間も増やせる。覚える速度が速ければ、その分、テスト週間中たくさんのことに取り組める。

これが高校生になったときに確立されていれば、その後の大学受験や、社会に出たあとも資格試験やさまざまな新しい分野へのチャレンジにも必ず力を発揮します。

いま、時間をかけて身に着けておくべきことです。

まずは、どれか1つ。いえ、どれか1分野でも、チャレンジしてみてください。

つづけていくうちに、それは広がっていきます。時間をかけてつづけていけば、必ず、どれもできるようになります。

2021.07.08
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Reborn

不注意で消失させてしまったホームページが、HP制作をお願いしたN氏によって、復旧していただきました。(ホント、感謝感謝です。)

はじまりの書

せっかく”再生”したので、ここからまた始めたいと思います。
ぼくたち秀英館・ぐらんどすらむわーくすは、主な役割は、小中学生を対象とした学習塾です。授業という形で、英語・国語・算数学・理科・社会などの教科学習を指導していますが、いちばん大切にしていることは「人間形成」をサポートすることです。

いま、学校ではできないこと

「人間形成」とは、たいへん壮大なテーマではありますが、子どもから大人になっていく過程をある程度の期間いっしょに過ごすからこそ、ここは目を背けてはいけないところだと思っています。

かつては、学校とお家がその役割をすべて担っていました。
先生は、子どもたちに良い意味でもっと関わっていましたし、家に帰るとお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが子どもたちを温かく迎えてくれて、友だちと遊びに行って、夕方になると、「ご飯だよー」ってお母さんの声がする。
『ドラえもん』や『ちびまる子ちゃん』のような古き良き日本の原風景が広がっていた頃は、自然と日々の中での人間形成がなされてきました。

ですが、「1億総活躍社会」お父さんもお母さんも外に出て仕事をして、社会を支えていってくださるデザインになり、学校も休日は増えたのに履修内容も増え、先生方の雑務も増える一方で、子どもたちと関わる時間は減るばかり…

いまは、だれが子どもたちに人間形成の場を提供できるのでしょうか?

一昔前までは、「塾は勉強だけを教えるところ」というイメージが強かったと思います。もちろん、いまでも勉強はしっかり教えています。
ですが、「勉強だけ」では、子どもたちの為にはなりません。「人間形成」の機会を子どもたちに与えることも、ぼくたちの務めになってきているのです。

「人間形成」って?

では、具体的にぼくたちが意識して行っていることとは何か?と言いますと
❶つづけること
❷やりぬくこと
❸関わり合うこと

の3点。それを「勉強体力」なんていう名称をつけて、およそ四半世紀、子どもたちに授けてきました。

❶つづけること

「継続は力なり」ということばがあるように、つづけることが大切だというのは、だれもが感じていることであると思いますが、それを実践できている人は大人でも意外に少ない。ぼくが秀英館創立時にいちばん最初から掲げた目標であり、これをすべての子どもたちに実現するにはどうしたらいいのか?というのが課題です。

❷やりぬくこと

そして、つづけることを実現するために、どんなことがあってもやりぬくという意志は不可欠です。「つづけること」と「やりぬくこと」というのは、一見、同じ意味の言葉のように思われるかもしれませんが、「つづける」が【行動】とするならば、「やりぬく」は【意志】の面が大きいと思います。その意志を育てることが「人間形成」において、とても重要なのです。

❸関わり合うこと

これもまた、秀英館の大きな特徴のひとつですが、子どもたち同士で教え合ったり、協力し合って何かをすることを小さなうちから行っています。
集団塾の大きな魅力は「競走すること」と「協走すること」だと考えています。
いわゆる「良い学校」と呼ばれるところは、この環境が整っていて、子どもたちの「将来性」を伸ばしてくれると思うから、みなさん選ばれるのです。
ぼくたちは、それを小さなうちは「選抜」するのではなく、来てくれた子どもたちみんなといっしょに築いていきます。

これからの学びとは?

IT技術の進歩は、ぼくたちの日常をたいへん便利なものにしてくれました。スマホのおかげで、何でも知りたいことは瞬時に知れて、初めて行く場所にも、迷わず行けるし、財布を忘れても電車にも乗れるし、買い物もできる。スマホ一台あれば、何でもできそうな便利な世の中になりました。

その一方で、学校や塾では、いまだに先生が黒板にチョークで板書して、それを急いでノートに書き写すような、おじいちゃんおばあちゃんの時代からほとんど変わらぬような学びがすべてになっていませんか?
もちろん、このような形の授業の中にも大いに学びはあります。ですが、これ「だけ」では、心配になります。世の中はどんどん便利になっていくのに、その便利さを扱いきれないようになってしまいます。

「学ぶ」とは、考えることです。考えてそれを活かせるようになることです。教科書に書いてあることを覚えるだけでも、上手に計算ができることだけでもありません。勉強して得た知識や技術を活かしていくことが目的です。
ですから、学びには「遅れ」も「先取り」もありません。スマホひとつで小学生が大学生の学ぶような内容を自分で学ぶこともできる時代です。大人が子どもたちに育んでいってあげるべきことは、その学ぶ意志を芽生えさせ、つづけていこうとする意志を膨らませていってあげることです。

ぼくたちは「すべての子どもたちのために」そんな「人間形成」の機会を提供したいと思っています。

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