ぼうけんの書

2022.07.29
ブログ

時間は「つぶす」ものではなく「かける」もの

歳を重ねるごとに惜しくなるものがあります。

それは「時間」。子どものころは「無限」に感じたそれも大人になるにつれて限りがあるものだと気づき始めるからです。

だから、ついつい大人は子どもたちに時間の大切さを説いてしまいます。。。だって、子どもたちが時間を大切にしていないように感じるから。

ですが、よくよくふり返ってみると、自分も子どものころは、そんなに時間を大切にしてはいなかったということはありませんか?たぶん、大人も子どものころは、今の子どもたちと同じように時間を大切にしていないと、大人に言われてきたはずです。だからきっと、子どもたちも大人になれば、今の大人と同じように考えるようになるのではないかと思うのです。

ただ近ごろ、少し気になることもある。

世の中に時間を「つぶす」ためだけのモノが増えたような気がします。

電車に乗ってもスマホで動画を観たり、ゲームをしたり、友だちにメッセージを送ったり。できることがたくさん増えました。だから、何となく時間を消費できてしまう。結果、アタマを使う時間が減っているように思います。

「このあとどうしよう?」「帰ったら、なにをしよう?」なんてかんがえる時間もなく、ただただ隙間の時間を埋めてします。隙間の時間を埋められる代わりに、じっくり時間をかけて行うことが少なくなります。時間をかけなければならないことは、どんどん削られていっています。考えることが減ってしまいます。。。

時間は「つぶす」ものではなくて「かける」のです。

かけた時間の分だけ、成長するのです。

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